2009/07/06

アイダホヘンリーズフォーク(Henry's Fork)フライフィッシング修行の旅

~Master Henry's Fork フライフィッシング修行の旅の記録 (2009年6月29日~7月3日)~
2007年7月以来、2年ぶりにヘンリーズフォークフライフィッシング修行の旅に出かけてきました。
ヘンリーズフォークはアイダホ州の北東部を流れるスプリングクリークで、水温も安定しているため、水生昆虫も豊富で、それを飽食して育った鱒(レインボートラウト)は優に20インチを越えます。これをマッチング・ザ・ハッチで狙うというのが今回の修行の目的です。フライフィッシャーなら一度は行ってみたい云わば"聖地"のような場所です。日本からも毎年この時期に釣り(修行)に多くのフライフィッシャーが訪れます。


アメリカンのマイレージを使用して、今回もワイオミング州ジャクソンホールに飛びました。
ここは夏は釣り、ハイキング、冬はスキーとアウトドアースポーツが一年中楽しめ、Grand Teton National Park, Yellowstone National Parkの玄関口でもあります。
空港の後ろに見えるのがGrand Teton National Park。今回はこのG.TとYellowstone National Parkの中を通り、最終目的地のIsland Parkを目指すことにしました。
車は写真のFord Explorer 4WD 。一日$10で予約していたFull Sizeからアップグレードしました。


G.T.、Y.S.の雄大な自然や湖、野生動物(バッファロー、ムース等)を車窓から見ながら、約3時間半かけて目的地のIsland Parkに到着。宿泊先は定宿の"A Bar"が2年前にCloseになってしまったため、今回初めて"Macs Inn"の一人用キャビンを予約。冷蔵庫もキッチンもない本当にシンプルな部屋です。



この時期にはいろいろな州や国(主に日本ですが)からフライフィッシャーがここヘンリーズフォークを訪れるため、毎回色々な人達との出会いがあり、これも楽しみの一つになっています。今回もとても素敵な出会いが待っていました。
それは2日目の朝、いつものように"Trout Hunter"に朝食を食べに行った時、何やら見覚えのあるトラックを発見。それは数か月前の"Flyfisher"という日本の月刊誌の付録のDVDの中に収録されていた"The Drift Chcker"で勝俣さんが乗っていたToyota Tundra フライフィッシャー仕様ではないですか!! 

いいでしょこれ。勝俣さんは、皆さんお持ちのウエーダー関連ブランドSIMMSの役員?アドバイザー?
フィールドテスター?。ScottやRossのアドバイザーもやっていて、月に1回はアメリカに仕事で来ています。フライフィッシャーにしてみれば憧れの存在。(本人曰く、仕事で釣るのはストレスがたまって大変だとか)今回も"The Drift Checker"の撮影、出版関係の打ち合わせのために、あの水生昆虫博士の刈田さんと共にヘンリーズフォークに来ていました。

早速お願いして写真撮影。お二人ともとても気さくな方で初対面にもかかわらず快く応じてくれました。そのあと朝食まで御馳走になり、虫のハッチする場所、ポイントなど色々とアドバイスいただきました。
お二人との出会いが今回の修行の旅をより一層思い出深いものにしてくれました。本当にありがとうございます。
余談ですが、勝俣さんはBassも結構深く追求していたらしく、シンキングリーダーを使ったBass Bugging
の話はとても興味深いものでした。ScottでもBass専用ロッドを開発していて、そのロッドを使い、フライでアメリカでのBassトーナメントで3位入賞の実績もあると言っていました。(チェック要です)
前置きが長くなりましたが、今回の釣果は如何に。
結果から言うと、サイズでは今までで最高の結果でした。この時期はグリーンドレイクというMayflyのハッチがメインになりますが、今回丁度そのハッチのピークに当たり、午前中は10時から2時ごろまでグリーンドレイクのハッチ、スピナーフォールがあり、夕方はスピナー、ブラウンドレイクでとても良い釣りができました。初日はカディスのスーパーハッチもありました。

これは初日いきなり一発目に釣った20インチ。これはカディスで釣りました。


えっ、これ何?
そうです。初日の夕方ライズしているポイントにウエーディングしていく途中で足を踏み外し、痛恨の"沈"。前週にゴルフで左足を捻挫していて右足を踏み外しても左で踏ん張りきれませんでした。
背中からつま先まで水が...。でも暑かったのでとても気持ちよかったぁ。(強がりじゃないよ)

これは2日目夕方(8時)Bonefish FlatでFlabダンで釣った20インチ。
今回使用したタックルは;
Rod: Scott G 8'8" #5
Reel: Hardy Lightweight
Line: SA GPX WF#5
Leader: 5x 12Ft


3日目朝、グリーンドレイクスパークルダンで釣った20インチ。初日の一匹目と同じ魚のようです。

同じく3日目スパークルダンでの19インチ。黒の斑点が多いヘンリーズフォーク特有のレインボー。


これが今回のビッグワン23インチ。グリーンドレイクのスピナーで仕留めました。
かなり興奮していたため、あまり水のきれいな場所で写真撮れませんでした。残念。


メジャーに注目。23インチを少し超えてます。


今回のハッチの主役グリーンドレイク(スピナー)


23インチを釣ったグリーンドレイクスピナーと本物。
今年はMaddisonの水量が多かったため、Maddisonでの釣りは一日(2時間)だけでした。
15インチくらいのブラウンが1匹釣れただけ。水量が安定すればストーンやカディスでいい釣りができるでしょう。

今年は最高の修行になりました。課題も残りましたが、来年までに対策立ててまた来年も絶対に行きます。ダラス釣狂会のメンバーも経験積んで来年は一緒に行きたいですね。

4 件のコメント:

金太郎 さんのコメント...

お帰りなさい。
今回は満足のいく釣行だったようですね。
僕にとっては、最後のアメリカの夏ですが、残念ながらお供する事が出来ませんでした。何時かは行きたいですね。その時はよろしくお願いします。

来週末は、コズメルへ行ってきます。最新の情報では、3~6ポンドカテゴリークラスが上がっているようです。また、20~25ポンドのPermitもいるようです。今週、来週は足りないFly巻いて釣行に備えようと思います。

金太郎

YAS さんのコメント...

充実の釣行だったようですね。
次回は是非お供させてください。

コズメルはそうは簡単にいかないと思いますが、とにかく楽しんでこようと思います。

さんのコメント...

沈は国家なり…
ヘンリー王子どの、

充実した釣行だったように思われます!
聖地とは言え、ダラスからとて決して近い訳ではありません。
それに見合い、あまりある結果であった事が文面から受け取れました。

それにしてもサイズがデカイ様に思いました。
そろそろBB復活と思われるのですが、いかがでしょうか?

金さんの言う、鯉釣り、ネコ釣り、ギル釣りなども色々やって、自分のキャパを広げられると良いですな。

黒のタンドラ、シムスばーじょん…えらいカッコいいです。

OkaP さんのコメント...

素晴らしいです!
こんなに素晴らしいところがあるんですね。
自分も早く投げれるようになって、こういうとこへ充実の釣行をしたいです!

あと山フェチの自分的には最初の山の写真にもぐっときました。