2014/10/09

ロールオーバーパス・ヒラメ釣りガイド

ロールオーバーパス・ヒラメ釣りガイドです。
参加希望者は必見!!!

<場所> ロールオーバーパス

ここはガルベストンの内海から外海へ流れる小さなチャネルになっていて、年中さまざまな魚が狙えるのです。特に春と秋はシートラウト、レッドフィッシュ、ヒラメなどが群れとなって押し寄せてくるので、魚影が濃くフライでも狙いやすいです。

まずは、フィッシングレポートを見てどんな魚がつれてるのかチェック!


どうです?気合はいりました?


<ヒラメの習性>
今回は食べてもおいしいヒラメをメインターゲットに、トラウトとレッドも釣れたらいいなといった感じです。では、今回のターゲットヒラメさんは、どういった習性の持ち主なのでしょうか。

ヒラメは砂地に身を隠し、目の前に来た小魚やえび、かになどを捕食します。
砂に隠れて同じ場所でじっとエサを待つイメージですが、ずっと同じ場所にい続けるわけではありません。小魚が集まりやすい速い潮と遅い潮がぶつかる潮目の遅いほうの流れの方にいることが多いです。潮の流れが変わると潮目も変わり、ヒラメもまた移動します。
当然、潮が動いてないと潮目はできないので、ヒラメは本流のなかでじっと潮が動き出すのを待つわけです。
つまり、潮を見ながら状況を見極めて釣る場所を選ばないと、なかなかヒラメに出会えないということですね。
「えっ?潮なんか見ても分からない?」
大丈夫です!今回釣る場所はエリアも狭く魚が多い、そして何より私が魚がいる場所を知ってます!!!

さて、ヒラメも場所を移動するといいましたが、ストライパーのように遠くのエサを追いかけて泳ぎ回るわけではありません。やはり基本は砂の中に隠れて、じっとエサが近くを通るのを待ってます。前方1メートルまでが捕食範囲なのですが、他の魚に比べるとすごく狭いんです。
ヒラメから1メートル以上はなれたところにフライを通しても見向きもしません。
なので、1メートル単位でキャストするポイントを変え、こまめにそして広範囲に探ることが重要になります。

では、やっとヒラメにめぐり合えて、竿に「モゾモゾっ」と当たりがあったとします。
どうしましょう?
ヒラメの口は堅い骨に覆われてます。軽く竿をあおったくらいでは、ハリが骨を通らずやり取りをしている間に外れてしまいます。
ヒラメは口に入れたものをすぐに吐き出したりはしないので、魚に違和感を与えないようにラインをはって、小さくそして力強くあわせます。
あわせがうまくいかなかった場合は、追い合わせ(魚が掛かった後、もう一度フッキングする)も有効です。
ヒラメはストライパーのように走りまわらないので、やり取りは比較的簡単ですが、
「決して糸を緩めてはいけません!」
ヒラメを釣り上げると分かるのですが、どんなにいいフッキングをしても3割ぐらいはハリがうまく掛かってないことがあります。
つまり、糸をしっかり張ったままやり取りしないと、緩んだ瞬間にすっぽ抜けてしまうのです。
実際、ヒラメを釣っていてコレをよく経験します。

「ヒラメがかかったぞ!ここでは不安だから、ちょっと浅瀬に行ってやり取りしよう・・・。」
これは絶対ダメです!!!
移動中に糸が緩む事もありますが、この時期のヒラメは群れで行動することが多いです!
つれた場所からは絶対動いてはいけません。
動けば近くにいるヒラメが逃げるかもしれないし、絶好のポイントを見失うかもしれません。

さてさて、いろいろ書きましたが、おさらいしてみましょう!
①潮をみて魚がいそうなエリアを探す。
②エリアを見つけたら、1メートル単位でキャストするポイントを変え、こまめに広範囲に探っていく。
③アタリがあったら、ラインテンションをかけて小さく強く合わせる
④やり取り中は糸を緩めず、場所を動かない

どうです?
なんとなくイメージできました?

<必要なもの>
  • ロッド: 7~9ウェイト(シングル/ダブルハンド)
  • ライン: インタミ/シンキング(状況によってはフローティングもあり)
  • リーダー: 12~16ポンド (10ポンド以下はダメ、歯が鋭いので切られます)
  • フライ: クラウザーなど、詳しくは↓
  • 釣りバッグ又は釣りジャケット(釣具、交換用リールなどを収納)
  • ストリンガー(釣った魚をキープするためのロープ)
  • メジャー(14インチ以下をキープすると罰金$200以上とられます!)
  • ラインバスケット(足元は砂地ですが、岩が落ちてるのでラインが絡むと痛みます)
  • ウェダー
  • ウェーディングブーツ
  • ランディングネット(必須、トラウト用でもいいですが、大きいほうが取り込みやすい)
  • ボガグリップ(写真撮りたいでしょ?)
  • レインジャケット (雨が降ってもつりするでしょ?)
  • 上着(この時期冷え込むことがあります!)
  • サングラス(あれば便利、なくてもOK)
  • クーラーボックス(一人5匹までキープできます。魚用に大きなクーラー1つと飲み物用1つをシェアでいいかな)
<つり方>
基本的には、ストリーマーなどでトラウトをつる時につかうスウィングの釣りです。
下流に向かって斜め45度に潮目を挟んで流れの速い方にフライをキャスト。糸を張った状態でしばらく待ち、フライが流れのゆるい方に流れながら着低したら、ゆっくり小さいストリッピングで誘います。
ヒラメが食いつくと、「ゴンっ」とアタリがありフライが流れなくなります。
そうすると、竿を立てながらラインにテンションをかけ感触を見るのですが、ヒラメが食いついていれば、ゆっくり動いたり「モゾモゾっ」としたりします。「ゴンっ」からアワセまでは3~5秒、あんまり時間を掛けると、フライだとバレて吐き出します。
ヒラメのアタリは慣れるまでは分かりにくいので、魚かなと思ったらとりあえずアワセをして見ましょう。
フライを流しているときに、ラインがたるんでいると最初の「ゴンっ」に気づかず、引っかかったかなと思い竿を立てるとヒラメに引っ張られ、慌ててアワセをしようと思ったら逃げらたり・・・。ラインはたるませないようにしましょう。

<フライ>
みなさんも気になってると思いますが、どんなフライで釣るのでしょう?
正直、ヒラメは動くものにはほぼ何でも反応するので、濁りがある水で目立てばなんでもおk。

まぁ、定番はクラウザーですね。
どちらかと言うと、底を釣れるかどうかのほうが重要です。
風が吹いて投げづらいとき意外は、フライを二本付けます。
手前にダンベルアイつきのフライ、後ろに軽めのフライですね。
自分のラインに合わせてフライを選び、軽すぎればガン玉を付ければOK。

私がよく使うリードフライ(手前につけるフライ)はこちら。




尻尾がよく動くものがいいです。
サイズは3~4インチ。
ラビットゾンカーの尻尾がすきなのですが、絡み防止や姿勢を保つために、ディアヘアーをダンベルアイの上に留めてます。
色はカラフルなものと茶色っぽいものをそろえておけばOK。
チャート系(黄色)のフライが切れてたので、写真には載せてませんがチャートをよく使います。
ピンクや白も定番。
ワームで釣ってる釣り人は、白か黄色を使ってる人が多いです。

私がドロッパー(後ろに付けるフライ)としてよく使うのはこちら。


マドラーミノーのヒラメバージョンです。
これもサイズは3~4インチぐらい。
マドラーミノーのいいところは、ディアヘアーをヘッド部分に使っているので浮力が高く、キールタイプでなくとも根掛りしにくいということですね。
他にも、錘なしのキールタイプのストリーマーフライも有効です。
もちろん、軽めのクラウザーをつけてもOK。

濁りがあまりなければ、カニやエビフライもよく使います。



そして忘れてはいけないのがこちら!


名づけて、「ボラッコ・ブラザーズ」。
4~5インチとヒラメを釣るには一回り大き目のこのフライ、特大シートラウトを狙うのに使います。
朝一、潮通しがよければ特大シートラウトが回遊してくるので、フライボックスに忍ばせておきましょう。
巻き方はデシーバーと似てますが、最近お気に入りのマテリアル「Temple Fox 」をテールとウィングにして、ヒカリ物を入れ、絡み防止にバックテールで囲みます。
柔らかいマテリアルを固めのマテリアルで囲うことによって、マテリアルがフックに絡むのを極端に減らすことができます。

さてさて、自分で巻き巻きできない人は、Googleやebayで「Redfish Fly」を検索してみてください。私の持ってるフライと似たようなのが出てくるはずです。「Redfish Slider」とかもいいと思います。
あと、T氏のようにTailwaterで購入するのもあり。

ではでは、皆さん!
ヒラメの刺身をつりに行きましょう!!!

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【追記】10月22日下見してきました
7時に開始しまして、2時半まで釣りしました。
6時半には、いいポイントにルアーマンの人たちが入ってました。平日にもかかわらず、釣り人が多かったです。
最初の一時間半ほど、一級ポイントで釣ってたのですが、向かい風だったので一匹釣って風上の対岸に移動。
11時頃まではまぁまぁ反応があったのですが、12時を過ぎてからはまったく反応なしでした。
合計6匹掛けて一匹バラシ。釣り上げた5匹のうち、2匹はリミット以下で3匹キープ。


ロッド:  TFO Ticr X Switch 7wt
ライン:  Rio Outbound WF9I/S6 375Grain (もしかしたら10wtの425Grainかも・・・)
ヒットフライ:ヒラメスライダー(黄色、ラビットゾンカーを尻尾に使ったやつ)、
      ゾンカー(白色、フックガード必須)、
      ボラッコブラザーズ(白、フックガード必須)

たぶん、10~15個ぐらいフライをなくしたかなぁ(涙。こればっかりはしょうがないですね、2個つけてるし・・・。慣れれば、ロッドワークでフライを流す水深をコントロールしてある程度回避できるけど、それでも掛かるときは掛かる。
ただ、底から浮かした状態でスイングしてるときや、ゆっくり引っ張ってるときにアタリが多かったので、シンキングラインで底ベタベタで釣る必要はないかもしれません。流れが緩いところを釣るならインタミにシンキングリーダーでもいけそな感じでした。 シンキングラインに、錘なしのフライで釣るのも効果ありでした。

ではでは、今週末本番です!
座布団サイズ目指して頑張りましょう!