2014/07/26

Cancun - Isla Blanca スーパーグランドスラム!!

行ってきましたIsla Blanca。

Isla Blancaは3回目になるが、これが個人的には日本に帰国する前の最後のメキシコ釣行。

いつもはファミリーでリゾートへの旅行を兼ねての釣行だったが、今回はF田さんと男2人のフィッシングトリップ。
しかも金曜日の夜便でカンクンへ向かい、日曜の夜にダラスに帰ってくるという、2日の釣行だけのためのカンクン行きという、ある意味贅沢な旅。

今回新たに加わった小道具。いずれもCarry onバッグと共に機内持ち込み。
Simmsのリールケースにロールトップの防水バックパック
そしてSageのトラベルロッドケース

このロッドケースはソルトの4ピースロッドが3セット入る大きさ。
こういった釣行にはピッタリのロッドケース!


なにはともあれ、釣行の様子はビデオをご覧ください。(画面を最大化すると魚も見えます!!)

(ビデオは2日間の様子が順不同に編集されています)


初日

ガイドのエンリケに5:30AMにセントロ地区のホテルまで迎えに来てもらい、懐かしの港まで移動。
7番と9番ロッドをセットアップし、最初の釣りスポットへ10分ほどで移動。F田さんは8番を2セット。
エンリケは過去に何度もガイドをしてもらっている腕の確かなガイド。なので釣れるかどうかの大きな要因は自分達の腕次第、となる。

しかも今回のメインターゲットはパーミット。自分の技術でどこまで通用するか。前回ここに来たのはかれこれ3年前。フロリダ、キーズの釣りも2年前。それからLake TexomaやSouth Padre Islandで修行(?)してきたとは言え、2年のブランクで成果が出せるかどうか。



で最初のスポットに到着すると、いきなりパーミットのスクールが居ます。恐らく10匹以上。凄い!


いきなりのパーミットとの出会いにドキドキ。
いきなりスプークさせたくないので、最初は慎重にタイミングを見計らってキャスト。念願のパーミットに緊張して体が固い(笑)
エンリケがパーミットの動きに合わせて位置を合わせ、物音を立てないようにそっと移動して投げやすいポジションに付ける。
ここ!という場所にフライをキャスト後、ゆっくり長いリトリーブ。それを何度か繰り返すとスクールの中の一匹がフライ目がけて移動してきてストリップフック!




感激のパーミットとのやりとりは10分近く続いたでしょうか。
なんと驚きの出航から30分足らずでのパーミットゲットで今回の釣行の課題を早くもクリア!!


F田さんにバトンタッチ。
同じスクールを狙うものの、最初のヒットでパーミットの警戒心が増してしまいちょっと苦戦。
一度はバイトまで持ち込んだもののフッキングで乗らず、ここではヒットなし。

次のポイントはスティングレーに付いている単独のパーミットが居るエリア。
で、開始早々、確かにスティングレーについているパーミットが居ました!素晴らしいポイントです。

 でF田さんにも待望のパーミット!!


念願のパーミットです!
いや~、嬉しい!

この時点でまだ朝の早い時間。
2人とも気持ちに余裕ができたので、ここで早々にボーンフィッシュのエリアへ移動。

が、一番釣れると思っていたボーンフィッシュの魚影が今回は非常に薄い。 20分ほど探し回ったところでようやく遠くに居るボーンを発見 そっと近づいてキャストしやすい位置に付け、キャスト。 一発で来ました。

小さいですが、とりあえずボーンも確保。

その後F田さんに交代。 しかし相変わらずボーンが居ません。 発見してもでボートの近くを急速で通り抜ける固体のみ。

しばらく探し回ったものの、状況変わらず。
で、これ以上ボーンを探すのは効率が悪いと判断、ベイビーターポンのエリアへ移動。

本来ならF田さんが続けてお立ち台に立つはずだが、 「グランドスラムがかかってますからお先にどうぞ」 という暖かいお言葉。
パーミットで満足感いっぱいになり余裕をかましていたものの、この一言で一気に気合が入る。

最初に見つけたターポンを確実に仕留めて直ぐにF田さんにバトンタッチしなければ・・・ と思っていたところで早速ローリングするベイビーターポンを遠方に発見 ベイビーとは言え、このローリングを見るとやはり興奮します。
エンリケが静かにボートを進めるとこちらに向かって移動してくるターポンを発見。 自分にはハッキリ見えてなかったが、エンリケの指示で大体の位置を把握してキャスト。 で、一発で来ました! ストリップフックした後、直ぐに左手を緩めて力ずくで逃げようとするターポンをやり過ごす。
エラ荒いはロッドを前方に倒して対応.



徐々に寄せて・・・

祝!! グランドスラム達成!
 
無事にF田さんと交代。

今度はオープンウォーターエリアの中にある島を攻めます。
この島、いつ来てもターポンが確実に居るスポット。 F田さんにも何度かチャンス到来、フッキングまでこぎつけるものの、ジャンプ一番でフックオフが続く。 引き続き場所を移動しつつターポンを探していると、今度はスヌーク登場。 スヌークの泳ぎを見つつ絶妙な位置にキャストするとヒット!


ジャンプするスヌークをいなしつつ、徐々に寄せてグッドサイズのスヌーク確保!

これで2人合わせてのスーパーグランドスラム達成!

この時点で自分もスヌークを釣ってスーパーグランドスラム!! と欲が出たものの、その後はスヌークを発見できずに1日目終了。
しかしながら、F田氏と共にメインターゲットであったパーミットをキャッチできたので満足感でいっぱいの一日目。

2日目
夕方便の飛行機でダラスに戻るので、早朝5時にチェックアウトしてエンリケのジープに乗り込む。 そしてエンリケのお勧めに従い、まずはベイビーターポンを狙うことに。 でココからは手短に。

朝一で向かったポイント。
まずは手堅く最初に見つけたマングローブ横のターポンを一発必中で仕留める。
ちょっと大型のベイビーターポン。

F田さんもマングローブエリアを攻める。
ベイビーターポンゲット!


まだまだ時間があるのでもう一ラウンド。 ベイビーターポン再び。


F田さんにも2匹目の期待がかかるがタイムアップ。
2人ともパーミットを釣りたかったので、ベイビーターポンで長居するのはここで止め、パーミット狙いに変更。

そしてココでもF田さんから「お先にどうぞ」と声がかかる。
またまた期待に答えて確実に仕留めるぞ~
と思っていると、すかさずエンリケがスティングレーについているパーミットを遠方に発見。 風向き、スティングレーの向きを確認してボートをそっと移動。十分に近づいたところでキャスト。

キャストが絶妙な位置に決まり、再びスロー&ロングストリップ。 で、来ました!この2日間、何かがノッてます。自分でもびっくりのキャストとフッキングで狙った魚は逃しません。


エンリケによると、パーミットにはボーンのように一気にジェットランするタイプとゆっくりジワジワと粘るタイプが居るとのこと。で、このパーミットは後者のパターンで何度寄せてきても疲れ知らず。 20分以上は格闘したかもしれません。あまりに長いとバラすリスクも増えるので不安になったものの、最後に少々強引に寄せて2匹目のパーミット確保!

今度はF田さん。 しばらく風に任せてボートを流すと再びスティングレーに付いているパーミットを発見。


投目に絶妙なポイント、パーミット進行方向の手前数メートルに決まる。 するするっ、とパーミットが寄ってきて綺麗にストリップフック。


今度のパーミットは一気に走ります。 今までで一番のジェットランに感慨無量状態の福田さん。

しかし、それとは裏腹に遠方でパーミットがマングローブに絡む。

慌ててボートを移動させるものの、ボートが近づくと渾身の力でパーミットが暴れて痛恨のラインブレイク!!
このままでは終われないのでF田さん、引き続きパーミットを狙います。 が、何度かパーミットを見つけるものの、その後は結局キャッチなく2日目終了。
やはりパーミットは簡単ではないです。



上のカニフライでパーミット、下でボーンをキャッチ


Scott S3S 9wt, Tibor Riptide & Monic Clear Floating
Sage Xi3 7wt, Sage 6080 & Cortland Liquid Crystal Sky Blue



最後にエンリケと記念写真
で、そのままカンクンの空港まで移動し岐路へ。

今回、帰国前の最後のソルト釣行となりましたが、改めて思ったのは

「やっぱりソルトのフライは最高!!」

透き通ったフラットでサイトフィッシング。そしてガツンとラインを伝わって左手で感じるヒット。
その後のドラグファイト。

日本に戻るとこんな釣りはなかなか出来なくなりますが、またいつか戻って来たいと思います。